植物の中にはアリに種まきをさせるものがある。昨年どうぶつ奇想天外で小諸からその話題を放送したから、おぼえている人もいるだろう。その時はカタクリの話題だった。種についているエライオゾームがアリの幼虫と同じ匂いを持ち、アリは種を見つけると慌てて巣に運ぶ。数日するとその匂いは幼虫が死んだときの匂いに変わり、アリは種を巣の外に捨てるのだという。
 フクジュソウの場合、種は白っぽい外皮に包まれている。どうやらここにアリをひきつける匂いがあるようだ。外皮をむいた種には関心を示さなかった。