晴れると、日なたのよく目立った石や杭などに、フタモンアシナガバチがたくさん集まってくる。一見怖そうな光景だが、全て顔全体が黄色いオスバチなので刺される心配はない。
 既に巣に残っているハチはなく、来年女王となるメスはすでに交尾を済ませ、越冬を前にせっせと養分を蓄えているところ。オスは冬を迎えるまでに死んでしまう。日なたに集まる行動は、特にやることのないオスがただ仲間を求めて集まっているようにも見える。そう考えると寂しげだが、案外のんびりした楽しい老後なのかも知れない。

◎小諸日記2000年4月から2001年3月までの分が来年1月世界文化社より発行予定です。