今の季節、クモの糸が空を漂っているのをよく見かける。よく見ると木の枝や枯れ草の先から糸が空中に伸びている。クモは高いところに上り、糸を出し風に乗って飛んでいくのだ。初雪の降る頃に見られるので、山形の南陽地方ではこの現象を「雪迎え」と呼ぶ。クモはどこへ飛んでいくかわからないが、秋に分散することで、良い場所にたどり着いたものが厳しい冬を乗り切って生き残るための知恵だろう。

◎ CD-ROM「昆虫の惑星」( シンフォレスト発行)