クリの芽吹きとともに孵化したクスサンの幼虫は、今はもう5センチ以上もある。黒っぽい姿から一転、白く長い毛に覆われた姿に変身した。クスサンの幼虫は、この姿から「シラガタロウ」とも呼ばれる。正確にはやや青みがかかっていて気品すら感じられる。
 この幼虫が驚くべき食欲で、何十匹かでクルミやクリ、ヌルデなど、一本の木を丸坊主にすることがある。果樹園の持ち主には恐らく、かなり嫌われた存在であろう。

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