クララの花が満開だ。クララはオオルリシジミの食草でここ数年増えているにもかかわらず、肝心なチョウの方はもう何年も見ていない。
 田植が早まり、草刈りの時期にクララが刈られたり、見つかれば採集者に追い回されたりと受難の時代が続くチョウである。今、多く見られるのは自衛隊の演習地や、阿蘇などで保護された一角だけという悲しい。そう言うぼくも30年も前はこのチョウを追い回していたのだが。
 それはさておき、クララの花にはクマバチなどの大きなハチもやってくる。遠くからでも匂うほどの強いにおいは、お世辞にもよいにおいとはいえないが、クララがあることは花が咲いていれば目をつぶっていてもわかる独特のにおいだ。でもハチはにおいより目で花を探すことになっているので、あんまり関係がないかな。