静かな林にパッキーンと大きな音がこだましている。フジの実がはじけて種を飛ばしている音だ。フジには前の年の夏から大きな実がたくさんぶら下がっているが、中の種が外に出るのはちょうど今頃、春の気配が感じられるようになってからだ。
 フジの実はとても硬いものだ。その硬い鞘がよじれて転がっている様子を見ても、その瞬間の勢いが伝わってくる。鞘は重いからほとんど真下に落ちるが、種はうまく遠くに飛ばされるようで見つからない。

2003年3月1日
2002年1月17日

EOS10D 12-24ミリ

◎月刊誌3月号
・デジタルフォト「自然ワンダーランド」 今月は「春の息吹」
・デジタルカメラマガジン「穂高町のレンゲ畑」