クリの幹にびっしりついたクリオオアブラムシの卵。その中に、親虫の死骸が点々とついている。これは寄生蜂によって寄生されたメスのミイラで、穴が空いているのはアブラムシの中で成長したハチが羽化して外に出て行った跡である。
 しかし、昨年に寄生したものがもう羽化してしまったとは、ちょっと早すぎるように思う。よくよく見れば、ミイラに空いた穴の形が悪い。一年前に羽化した古いものではないかと思う。ということは、このアブラムシの卵は、一昨年のものとほぼ同じ場所に産みつけられているということになるだろうか。
 
10D 90mmマクロ

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