木にモンシロチョウの蛹があった。その回りにはクリオオアブラムシのおびただしい卵が産みつけられている。
 蛹の殻に黒い点が見えたので、寄生されているのかと思ったら、これも卵だった。
 想像するに、アブラムシが集まり産卵する前にこのモンシロチョウはここで蛹になった。そこにアブラムシがやってきて卵を産みはじめたが、モンシロチョウの蛹はくすぐったいとばかり体をひねっていて動いていたので卵が産みつけられなかったが、中に鈍感なアブラムシがいて、何とか一つ卵を産みつけたのだろう。

E-500 虫の眼レンズ

◎新日本出版から10月に発行された 葉っぱをまく虫 オトシブミの季節 第28回はオトシブミの葉っぱを巻く秘密を詳細に観察しながら作りました。ぼくにとっては久しぶりの科学読み物で、良い本だと自負しています。購入いただければ幸いですが、ぜひ図書館などに推薦していただけたらと思います。