昆虫の中には木の枝や、木の葉などに良く似た色と形をしているもの、形は似ていないけれど、色や模様が背景に溶け込むようにできているものなどがいる。
 熱帯に行くと、温帯よりもさらにカムフラージュが上手な昆虫がいて、楽しい。
 今、虫のかくれんぼを探すといった絵本を書いている。今回は、ある程度レイアウトまでをしようと思った。ところがデジタル写真を初めてまだ7年ほどで、十分な写真がない。そこで擬態のポジをスキャンしてもらった。
 この写真もそのうちの一枚で、15年ほど前に白バック写真にこった時に撮ったものだ。当時は生きた昆虫の写真を白バックで撮る人はなく、アサヒカメラなどにも出したけれど、反応は今一つだった。
 写真はカレエダカマキリだ。マレーシアのもので、当時の撮影のものだ。
 実は今週からマレーシアへ3週間ほどと、最近としては長い旅行をする。主な目的はビデオ撮影だが、擬態昆虫に会うのも楽しみだ。長くあける前というのは、ばたばたと仕事に追われる。でもそんな時間も楽しいと思えば良い。とはいっても時間が限られるから、今日は撮影は無しだ。


◎ビデオで贈る海野和男の 昆虫教室 第31回は究極の子育て。