日本で一番恐ろしい昆虫は、北海道から九州にかけての林に住むオオスズメバチです。スズメバチのなかで一番大きく、女王の大きさは4cm以上もあります。
 世界で最も毒の強いハチといわれ、秋に生まれた新しい女王になるメスバチだけが冬を越し、春に巣作りをはじめます。最初は女王だけで子育てをしますが、やがて働きバチが生まれると、9月から10月末頃には巣はとても大きくなります。この時期は危険で、巣のある場所を知らずに近づいただけで襲われることもあります。時には刺されたショックで死んでしまうことすらあるのです。
 スズメバチが何匹か地面の近くや,木のうろの近くを飛んでいたら,巣があるかもしれないので絶対に近づいてはいけません。巣の近く以外では、こちらから手を出さない限り襲ってくることはほとんどありませんが、触らぬ神にたたりなし、オオスズメバチを見つけたら、近づかない方がよいと思います。
 スズメバチの中には、もっと小さくて危険のないハチもいます。長野県などでヘボと呼ばれる小さなクロスズメバチは、その幼虫がおいしいので蜂の子として、昔から珍味にされています。蜂の子を採るには、まず巣を探さねばなりません。木にイカや魚をつるします。ハチはその肉を団子状にして巣に持って帰るのですが、その時に餌にこよりなどで目印をつけ目立つようにして、ハチを追いかけます。林の中を大人たちが上を向いて走っていくのは滑稽ですが、とても楽しい遊びのようです。最近では、ハチが減ってしまったので、ハチ採りの人たちは、自分たちで増やそうとする努力もしています。

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