カメノコハムシやジンガサハムシの仲間は美しいものが多い。特に熱帯では 金色や銀色に耀いている ものも多い。日本の ジンガサハムシ もとても美しい。
 けれど死ぬとその色は変色してしまうという幻の色である。マレーシアへはじめて行った時の標本を見ていたら、1匹のカメノコハムシがあった。採集日は1969年3月22日とある。大きさは8mmぐらいだろうか。さてこのカメノコハムシが生前、どんな色をしていたか記憶がない。というのも、その時はチョウの採集をしていて、小さな甲虫はたたき網で捕まえて、毒瓶に放り込んでいたわけで、それを観察しようとする気があまりなかったからだ。ゾウムシは好きだったので、捕った時の状況を覚えているものもあるが、美しいハムシにはあまり目が行かなかった自分がいたのだった。