昆虫にはそれほど興味のないベテランアマチュアカメラマンに写真を見せると、ぼくがよいと思う写真とはかなり違う写真に歓声を上げる。例えばこの写真。ぼくにとってはなんと言うことのない写真で、まずまず良く写っているかなという程度。
 自分で写真を選ぶ時にこの写真が入ってくる可能性はほとんどない、写真を選ぶにもいろいろ基準があって、自分の写真展の場合なら、何でこの写真が必要かという選択であって、そういう観点から選ぶ。この写真の場合は子供用の本などで、アサギマダラというチョウがよくわかる写真として選ぶことはあるだろう。
 背景が綺麗に整理されていて、そこがこの写真の良い点ではある。写真コンテストなどに出した場合は、審査員によっては佳作ぐらいに選ばれる可能性はあるかもしれない。写真というのが人によって見方が異なるのは当然だが、お手本のような写真は面白くないとぼくは思う。