「邪悪な虫」 という本が出版社から送られてきた。
何ともエキセントリックなタイトルである。さらに「存在自体が罪悪である。おぞましき生命体」とある。ニューヨークタイムズでも絶賛されている本のようだ。内容は不快な虫についても雑学ノートのような本だ。
 ごく当たり前のことが書かれているように思うが、ニューヨークタイムズ紙ベストセラーであると言うから、アメリカの一般の人は昆虫のことはほとんど知らないのだろう。日本でも実はそれほど変わらないのかもしれないとも思う。ぼくら虫好きは、読者もそれなりに昆虫の知識を持っているのだと思いがちだが,この本の成功を見ると,それはどうやら誤りであるようだ。
 とにかくも、昆虫の驚くべき能力,特にその負の部分について、一般の人に伝えることに成功しているようだ。訳がいかにも直訳といった感じだが、それが、またこうした本には面白いのかなとも思う。昆虫の知識のある人が訳したら、かえって原著の意味が伝わらなかったかもしれない。このシリーズにはもう一冊 「邪悪な植物」
というのがある。著者のエイミースチュワートは新聞や雑誌に自然に関するエッセイを書いている。
 写真は本とは関係なく、マツバギクにきたミツバチ。マツバギクは秋に入って、夏よりも元気が出てきたようだ。蜜も多いのかいろいろな昆虫が訪れる。