今日からタイへ来ているのだけれど、今月の小諸日記は連載で日本の昔のカメラについて、カメラの写真とそのカメラで撮った写真を毎日更新中です。
OM-30はゼロインフォーカスと呼ばれる位相検出のフォーカスエイド機構を搭載していた斬新なカメラである。ズイコーズーム35〜70ミリF4オートフォーカスと組み合せればオートフォーカスカメラになるが、実際には遅くてあまり使い物にならない。
 それよりもすごいのは。普通のレンズを使って、ある点にピントを合わせておくと、ピントのあった点にものが入ったときに自動的にシャッターが切れるというロボットカメラ的な機構であった。これで飛んでいるチョウも楽勝に撮影と言うことになるはずだったが、シャッター遅れがあるので、思うようにはいかなかった。
 1983年にオリンパスギャラリーで行ったぼくの2度目の個展「蝶」はゼロ印フォーカス写真展と副題をつけ、50枚の写真のうち最後の10枚を別コーナーにしてOM-30の自動撮影システムで撮った写真を並べたのであるから、そういった意味でも思いで不快カメラである。
 OMは他にもOM-10,OM-20、OM-40という二桁シリーズのカメラを出した。OM-4が出て、値段が高くなったので廉価版のボディーを二桁シリーズに割り当てたのである。OM-10はTTLオートをはずしてしまったのが残念だが、軽量で信頼できるボデイ−という点では今(2002年時点)でも安心して使えるお買い得カメラだ。 このカメラで撮った写真はこちら