クロヤマアリやアカヤマアリは仲間のアリを運ぶことがある。特にアカヤマアリではこの行動は頻繁に見られる。
 運ばれるアリはまず自分からおとなしくなり、口と口をあわせて、相手にキバでつかんでもらう。つかまれたら尻を曲げて丸くなると、つかんだ方のアリが運んでいく。
 アカヤマアリの巣にはクロヤマアリもたくさんいる。アカヤマアリは狩りをするアリで、クロヤマアリの巣を襲い、サナギなどを略奪してくるからだ。
 アカヤマアリの巣の入り口を見ていると、ほかの巣穴から運ばれてきたアカヤマアリやクロヤマアリを持ったアリが入っていったり、出ていったりする。たいていはやや小型のハタラキアリで、羽化して間もないものが多いように思う。アカヤマアリは一つのコロニーでも巣穴は複数あるようだ。巣穴同士で、アリの交換を行っているようだ。


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