今回訪れたゲンカチャン国立公園はマダラタイマイの仲間が多い。マダラタイマイはマダラチョウに擬態しているのだが、オスは結構速く飛び、マダラチョウと間違えることはまず無いだろう。メスはマダラチョウにもっとよく似ていて.飛んでいるものを見分けるのは至難の業だ。
 ところが、メスはどういうわけかめったに姿を現さない。吸水にはこないので見る機会が少ないだけなのかもしれないが、この仲間のメスをたくさん見たのは、はじめてマレーシアのランカゥイ島を訪れた1969年の3月、ただ一度だけである。多分コーヒーと思うが白い花が民家に咲いていて、そこでランカウイに住むマダラタイマイ4種のメスを全て見たのが、懐かしい思い出である。