コーワは工業用レンズでは世界最高水準のレンズを作っている会社だ。写真用にも参入していて、PROMINARなどの性能は高く評価されている。野鳥観察のフィールドスコープ、超望遠レンズでは定評がある。
 そのコーワがPROMINAR 90mm F2.5 Macroを先日のCP+で展示した。発売されるかどうかは未定と思うが、その試作品を12月にマレーシアで使用することができた。
 大きく思いレンズであるが,恐らく解像度やMTFは世界最高水準にあると思う。たいへんシャープな硬い描写をする。マクロで花をぼかして撮ると言った使い方ではなく、硬派な使い方に向くレンズだ。
 プロカメラマンのビデオ撮影向けには素晴らしい性能を発揮する。
 特にGH5に付けると良さそうだ。4K60Pが手軽な価格で撮れるGH5はプロのビデオカメラマンには引っ張りだこで,在庫がなく、手に入らなくて困っているカメラマンも多い。なにしろ、GH5以上のビデオカメラを入手しようとすれば1D X Mark IIあたりになり、価格も5倍ぐらいだし、動画撮影性能はGH5が互角以上だ。何しろ無制限で長時間4k60Pが撮影できるカメラである。
 特にマクロ撮影ではマイクロフォーサーズは適度な被写界深度があるから、独壇場だ。けれどマイクロフォーサーズにはワーキングディスタンスが長く撮れる90mmクラスの良いレンズがない。ビデオの場合、MFの操作性が結構重要視される。このレンズはMFオンリーであるが、マレーシアでカメラマンに貸したところ、たいへん喜ばれたから、来週4月10日のワイルドライフの中にも,このレンズで撮影した映像が入るかもしれない。
 写真は絞り開放で撮影